ARIM構造化データ共用サービス、本格始動
産業技術総合研究所が参画している文部科学省の「マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)」事業において、国内26の大学・研究機関に先端設備の全国的な共用体制を整備するとともに、共用設備の利用により創出されたマテリアルデータを、データサイエンス等に利活用しやすい形式に整えて収集・蓄積してきました。
この度、約11 万件のデータを9 月30日から所定の利用料のもとで共用開始しました(共用データ数は今後も設備利用に応じて増加予定)。多様な設備群から創出されたマテリアルデータが、個々の研究機関の垣根を越えて広く利活用されることにより、データ駆動型マテリアル研究開発の加速とともに、我が国の国際競争力の引き上げが期待されます。
詳細は文部科学省プレスリリースとARIMポータルをご確認ください。
<文部科学省プレスリリース>
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01556.html
<リアルな実験データでマテリアルAI研究を加速する新データサービス開始!>
https://nanonet.go.jp/data_service/page/new-service.html
蓄積・構造化されたマテリアルデータは、有償のライセンスデータとしての提供に加え、会員登録や利用申込を必要としない無償のオープンデータとしても公開されており、幅広くご活用いただけます。
現在、NPFでは、利用者による14件のライセンスデータおよび技術職員による16件のオープンデータを提供しています。技術職員が作成したオープンデータは、共用データの構造化様式の確認や、今後NPFの装置をご利用いただく際の参考データとしてお気軽にご活用ください。
データのダウンロード手順につきましては、下記をご参照くださいますようお願いいたします。
ARIMデータポータルに関する案内 [PDF形式/948.44KB]